みどりの自分物語

第1章 半径5メートルの悔しさ

システムエンジニアとして30年。会社の技術はたくさん勉強できました。でもそれは、わたしの半径5メートル以内の人には届かない技術でした。

「ホームページを改善したい」と相談してくださった方がいたのに、当時のわたしはWordPressという言葉すら知らなかった。技術者と名乗っているのに、身近な人の役に立てることが少なすぎる——その悔しさが、すべての始まりです。

第2章 「みどちゃんがやってくれた!」

コロナ禍で派遣の仕事が一区切りついた2020年。独立する知人から「システム系のサポートをしてほしい」と声をかけていただいて、会社員を卒業しました。

初めてのGASに悪戦苦闘しながら、マヤ暦の読み解きプログラムを完成させたとき、こう言っていただけました。

「1年かけても他の人ができなかったことを、みどちゃんがやってくれた!」

学んだことが、すぐ誰かの役に立つ。この喜びが、わたしの働き方の原点です。

パソコンが苦手だった起業塾の方は、操作を一緒に練習するうちにどんどん自走できるようになって、今ではイタリア服飾のネットショップを自ら経営されています。会うたびに「みどちゃん先生が教えてくれたから今がある」と言ってくださいます。

技術で「やりたい」を実現すること。できるようになるまで伴走すること。 わたしの仕事は、この2つでできています。

第3章 名前が笑っていた

2017年、枚岡神社の「お笑い神事」で、笑い文字のお名前書きに出会いました。自分の名前が笑っている——それだけで、大好きになりました。

2024年、ひすいこたろうさんが新刊のサインに、こう書いてくださいました。

「みどりさんのセンスで地球を緑色に染めてね」

わたしの名前を大事に思って、名前の中にある言葉を、わたしが大切にしたい言葉に変えてくれた。それが何より嬉しかったのです。

だから今度は、わたしが書く番です。笑い文字で貴方の名前を書いて、その名前の音の意味をお伝えする。名前の意味を聞いて、泣いて喜んでくださる方もいました。

みんなが自分の名前を大好きになって、自分自身のことも大好きになれる世の中に。

名前は、いちばん小さな「自分物語」だから。

第4章 自分を、一番に応援する

2025年から、お遍路を歩いています。ランニングで培った足で、自分で決めて、自分で行動して、結果を自分で受け止める。

人を応援するのは大好きです。でも、人生で一回ぐらいは、応援される人になってみたい。まずは自分が、自分のやりたいことを一番に応援する人になる。 それがわたしのお遍路です。

AIに行程を相談して、初めて一人旅を企画したとき、「自分で自分を喜ばせることができた」——この上なく嬉しい体験でした。ひとつの願いを八十八ヶ所ずっと願って歩く。空海さんの時代から続く、心に強く願ったことが現実になるという日本の文化を、この足で体感しています。

第5章 そんな貴方にお願いしたい

写真やAIの自己分析を通じて、お互いに自分を知り、自分を表現し、自分を分かってもらう。「そんな貴方にお願いしたい」という関係が、わたしの周りのコミュニティに育っている。地域の子どもたちやお年寄りも、自分物語を大切な人と共有している——

それが、わたしのこれからの物語です。

あなたの物語も、聞かせてください。

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